本日は、「バランス」というテーマでお話したいと思います。
自分の能力やスキルを信じる「自己効力感」と、
ありのままの自分自身の価値を信じる「自己肯定感」という2つの感覚要素は、
どちらも大切で一方が欠けてしまうと自信のバランスが保てない事となります。
例えば、自分に自信が持てない為に出来ない事を出来るように頑張ったり、
努力して短所を補って自分を変えようと必死に頑張って結果を出しているのに、
こんな自分はまだまだで、こんな自分は好きにはなれません、
というような場合があります。
周りから見れば随分と頑張っていて結果も出てるし、
もっと自信を持てばいいよと価値を認めているのに、
当の本人は全く自分を認めないというように、
自己効力感は強いのに、自己肯定感が弱いと、
ありのままの自分を受け入れる事ができない為に、
中々自信を持てない事となります。
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食事を摂る際には、主食と副食、主菜と副菜のバランスを考えて、
食べられる方も多いと思いますが、
食事に例えると、自己肯定感が主食となり、自己効力感が副食となります。
つまり、自己肯定感が基本にあって、そのうえに自己効力感をつけていく事が、
本当の自信をつけていくのに大切なバランスとなります。
たとえ今は出来なくても、カッコ悪くても、欠点があっても、
苦手意識をもっていたとしても、そういう自分自身にフタをせずに、
ありのまま、まるごと受け入れる自己肯定感を土台として、
出来そうな事から少しずつ取り組んで、
出来る事を増やしていく自己効力感を積み重ねていく事で、
本当の自信をつけていく事が出来るようになっていくのです。
次回は、「土台」について考えていきたいと思います。