イメージ

Byhb

6月 19, 2019

本日は、「イメージ」というテーマでお話したいと思います。

スポーツの世界では、よくイメージトレーニングというものが行われています。

理想的な動作やフォーム、成果を出している人の動きなどをよく観察し、

まずは頭の中で自分が動作しているイメージを想い描く訓練をし、

実際にそのイメージ通りの動きをしてみるという事を繰り返しながら、

理想的な動きやフォームを自分のものにして、

成果を出していけるようにするのです。

想像、構想、想定、シミュレーション、プランニング、ビジョンなど、

イメージと同じような意味でよく使われる言葉も多く、

イメージする事の重要性は広く認識されているのではないかと思います。

思考は現実化するとも言われており、頭の中で考えている事や、思った事は、

その通りの結果をもたらす事になるので、マイナス的な発想や、

よくないイメージを想い描かないようにする事を心掛け、

出来る限りプラス的な発想や、理想とするイメージを想い描く事で、

よい結果をもたらしたり、引き寄せたりする事ができるのです。

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考えてみればFPの仕事は、イメージする事が不可欠な気がします。

ライフデザインからライフイベント表を作成したり、

ライフプランニング表や収支シミュレーション表を作成したり、

今を起点としてより良い未来を実現させる為に、

夢や目標をもとにイメージを膨らませ、

一人一人生まれも育ちも考え方も生き方も、

収入や支出も貯蓄も投資経験も違うなか、

具体的な成果物としての提案をしたり、相談、執筆、講演など、

イメージしたものをアウトプットしていかなければなりません。

ここで役立つのは、教科書的な知識やググって出てくる情報ではなく、

自らが身銭を切って学んだり、経験したり、

アンテナを立てて得たナマの情報をもとに、

何を聞き、どのような質問をするべきか、

いかに本音を引き出す事ができるのか、何を求めているのかを察知し、

どんな言葉を用いて、どのように伝えるべきか、どのような例えを用いるか、

日頃からありありとイメージしておく事なのです。

イメージがあるから具体的なデザインに落とし込む事ができますし、

想像するところから創造が生まれ、構想を練る事で構造が出来上がり、

思考するところから試行を重ね、無から有を生み出す事に繋がりますので、

日頃からイメージや想像、構想、思考の訓練をしたり習慣化しておく事が、

意外な発想をもたらしたり、咄嗟の際のアドリブ対応に役立ったりするのです。


次回は、「アドリブ」について考えていきたいと思います。

By hb