本日は、「試行錯誤」というテーマでお話したいと思います。
とりあえず自粛明けを迎えることができ、
ようやく日常を取り戻そうと、動き始めたばかりですが、
コロナ禍がもたらした新しい働き方や生き方を終わりにして、
すっかり元に戻すという風にはならない気がします。
緊急事態宣言をはじめて経験し、国も会社も前例がないなかで、
試行錯誤や暗中模索しながら、様々な意見や批判を受けつつ、
悪戦苦闘のうえ、ようやく少し落ち着きを見せてきたに過ぎない段階ですが、
新しい働き方や生き方をインストールしたみたいなものですので、
ここで再起動することにより、これからは新しい働き方や生き方をメインとして、
更に試行錯誤を繰り返していくしかないのだと思います。
経済的には、特別定額給付金や持続化給付金をはじめ、
雇用調整助成金や特別貸付など、事業や生活を支えるために、
様々な支援制度が用意されていますので、
活用できるものは有効活用していけばいいのです。
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FPとしては、お金の専門家として、
最新の金融や税制、社会保障等の制度を把握し、
公助、自助ともに理解したうえで、そのバランスや組み合わせなど、
試行錯誤を重ねながら研究しておきたいものです。
ただ、公助も自助も、時代とともに変遷を繰り返していきますので、
時代の流れも意識しながら、変わることを前提にアンテナを張り、
役立つ情報を収集しつつ、収集するだけではなく、
自らの言葉で発信していけるように準備しておくことも大切です。
今のような緊急事態や変化を求められる時代において、
最も避けなければならないことは、
これまでの働き方や生き方にこだわり、変わろうとしないことや、
活用できるものを活用しないなど、何もしないことなのです。
次回は、「何もしない」について考えていきたいと思います。