本日は、「不労収入」というテーマでお話したいと思います。

不労収入とは、働かずに得られる多種多様な収入のことで、
時間を切り売りする労働や自らが直接関わる事業とは違い、
自由な時間を過ごしながらでも、
お金の成る木から定期的にお金を収穫し続けるとともに、
お金の成る木を増やしていくことで、
お金に困らない生き方のベースになるものです。

元気で働き続けられるのであれば、それに越したことはありませんが、
人生には様々なリスクが潜んでいて、
何らかの事情で働けなくなるという可能性、リスクもありますので、
働けなくなっても、それなりの不労収入が安定的に得られれば、
自分や家族の生活を守るとともに、
豊かな暮らしの基盤づくりにもつながります。

働けなくなった時に、公的な保障、セーフティネットに頼りつつ、
プラスアルファとしての私的保険でカバーするという考え方もありますが、
リスクを負った場合の一方向だけの保険となりますので、
リスクを負っても負わなくても、プラスに機能する不労収入は、
心強い味方となるのみならず、人生の選択肢を広げてくれるはずです。

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基本的には、労働による給与収入や、事業収入等の収入を増やすか、
支出をできるだけ減らすかにより、貯蓄を増やす習慣をつけ、
お金の成る木を手に入れるためのタネ銭をつくり、
無理なく、小さく始めてみるのが無難です。

小さな雪のだんごを転がしながら、雪だるまを作るかのように、
タネ銭ができるたびに買い増ししていくイメージで、
収入アップや支出削減、貯蓄増大からのタネ銭づくり、
そして資産購入の循環を継続することにより、
徐々にお金の成る木を育て、増やしていけばいいだけです。

結局は、やろうと思う意志をもって、一歩を踏み出し、
習慣化させ、行動し続けられるかどうかなのですが、
「言うは易く行うは難し」を盾に、
「働かざる者食うべからず」的な生真面目なDNAが、
金融リテラシーから目をそむけさせようとするかの如く、
一歩の距離に大きな差をもたらしているようです。

次回は、「金融リテラシー」について考えていきたいと思います。

By hb