本日は、「金融リテラシー」というテーマでお話したいと思います。
最近は、一部の学校で金融教育を行うところもあるようですが、
大多数の学校ではそこまで手が回らず、教材も教育者も少なく、
お金の稼ぎ方、使い方、貯め方、守り方、増やし方等の、
金融リテラシーを身につける機会は、ほとんどないのが現状です。
これまでの教育は、読み書き等を学び、
知識や情報を活用するためのリテラシーを身につけることで、
将来に向けての職業能力を高め、労働等の収入を得られるまでの
土台を築くことに重きをおいているのです。
そうなると、金融リテラシーを身につけることは、
学校以外の家庭等に委ねられているようなものとなりますが、
教育するのかしないのか、
するとしても考え方も教え方も千差万別となり、
身につけた人とそうではない人との間には、
大きな格差が生じてしまうのです。
☆★——-★☆——-★☆——-★☆——-★☆——–★☆——–★☆
金融リテラシーとは、一般的には労働等で得た収入を
いかに使い、守り、残し、増やしていけるかの知識を身につけ、
その知識を実践活用できる能力ですから、
理想を言えば、労働等の収入を得るまでに、
身につけておきたいところです。
しかしながら、これまで身につけてこなかったのだとすれば、
そのことに気づいた時点から、つまりは今から、
身につけていくことが一番の早道になるのも事実です。
リテラシー全般に言えることは、
知識として知ることも大切ですが、より大切なことは、
知ったことを活用できる力となりますので、
知識を吸収するインプットばかりに時間と労力を使うのではなく、
学んだことをアウトプットしていくことを意識しながら、
良質なインプットと実践的なアウトプットのバランスを
重視していく必要があることです。
次回は、「インプット」について考えていきたいと思います。