本日は、「金融リテラシー」というテーマでお話したいと思います。

最近は、一部の学校で金融教育を行うところもあるようですが、 

大多数の学校ではそこまで手が回らず、教材も教育者も少なく、

お金の稼ぎ方、使い方、貯め方、守り方、増やし方等の、

金融リテラシーを身につける機会は、ほとんどないのが現状です。

これまでの教育は、読み書き等を学び、

知識や情報を活用するためのリテラシーを身につけることで、

将来に向けての職業能力を高め、労働等の収入を得られるまでの

土台を築くことに重きをおいているのです。

そうなると、金融リテラシーを身につけることは、

学校以外の家庭等に委ねられているようなものとなりますが、

教育するのかしないのか、

するとしても考え方も教え方も千差万別となり、

身につけた人とそうではない人との間には、 

大きな格差が生じてしまうのです。

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金融リテラシーとは、一般的には労働等で得た収入を

いかに使い、守り、残し、増やしていけるかの知識を身につけ、

その知識を実践活用できる能力ですから、

理想を言えば、労働等の収入を得るまでに、

身につけておきたいところです。

しかしながら、これまで身につけてこなかったのだとすれば、

そのことに気づいた時点から、つまりは今から、

身につけていくことが一番の早道になるのも事実です。

リテラシー全般に言えることは、

知識として知ることも大切ですが、より大切なことは、

知ったことを活用できる力となりますので、

知識を吸収するインプットばかりに時間と労力を使うのではなく、

学んだことをアウトプットしていくことを意識しながら、

良質なインプットと実践的なアウトプットのバランスを

重視していく必要があることです。

次回は、「インプット」について考えていきたいと思います。

By hb