総合力

Byhb

10月 21, 2020

本日は、「総合力」というテーマでお話したいと思います。

例えば、野球というスポーツでは、攻めと守りがあり、
最終的に勝つのは、得点が1点でも上回る方となりますので、
いくら10点とっても、相手に11点とられてしまえば負けますし、
1点しかとれなくても、相手に点をとらせず0点で抑えれば勝てますが、
得点が0点では、相手を0点に抑えたとしても引き分けですから、
勝てないのです。

ですから、勝つためには、相手に点を与えないための守りを固め、
そのうえで、相手よりも1点以上とれるように、
打席に立ち、打ち返したり、四球を選んだり、塁を進めながら、
攻め続けていく必要があるのです。

更には、守るにしても攻めるにしても、
相手に応じた守りや攻めをするために、
相手の強みや弱みなどの情報収集や研究が必要ですし、
味方のコンディションや相手との相性なども考慮に入れながら、
適切な采配をしていく必要もあり、チームとしての総合的な力、
総合力と総合力との勝負になるのです。

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お金に関する総合力とは、大別すると、
1.貯蓄力
2.稼ぎ力
3.投資力
の3つの力の組み合わせです。

いくら収入を増やしても、収入と同等か上回る支出をすれば、
一向にお金が貯まることはありませんし、
本当に必要なものを見極めることをせずに、
無駄な支出を放置したままにしていては、
穴の空いたバケツに水を入れるようなものになり兼ねず、
まずは、収入の範囲内に支出を抑えるとともに、
無駄を放置せず、バケツの穴をふさいで放出を止め、
一定割合を決めて貯蓄していく力が必要なのです。

貯蓄ができるようになれば、バケツを大きくしたり増やしたり、
つまり収入アップのためのスキルを身につけたり、
兼業や副業に挑戦したり、稼ぎ力を高めて、
貯蓄率を維持または上昇させて貯蓄力を増大させていくのです。

そして、バケツの水があふれないよう、別のところにプールして、
右肩上がりの資産に投資し、資産が資産を生み出す投資力により、
生み出した資産で生活にかかる支出をカバーしていくことができれば、
いずれは、資産だけで生活ができるようになり、
がっつり稼ぐ必要はなくなり、
経済的にも、時間的にも自由な人生につながるのです。

このようなお金に関する総合力を発揮するためには、
スポーツなどの世界でよく言われる、心技体のバランスが重要で、
そもそもやる気がなければ、スキルや知識があっても難しく、
やる気があっても、スキルや知識が無ければ困難ですし、
やる気もスキルや知識があっても、
行動力・継続力が無ければ、結果はついてこないものですが、
スポーツなどとの大きな違いは、相手が自分であり、
結果を自分でコントロールすることが可能なことなのです。

次回は、「心技体」について考えていきたいと思います。

By hb