心技体

Byhb

10月 28, 2020

本日は、「心技体」というテーマでお話したいと思います。

スポーツに限らず、ビジネスにおいても、

心技体のバランスが大切だと言われるように、

やる気や正しい考え方、技術や知識、

体力や行動力が、ほどよく絡み合うことで、

目指す成果につながる可能性は高まるはずです。

心技体という言葉は、3つのバランスの重要性を表すとともに、

大切な順序を表しているとも言われており、

心から発したものを技として身につけ、体に表すという流れを示し、

川の上流をキレイにすれば、徐々に下流もキレイになるみたいに、

そもそもの考え方のあり方によって、技や体に影響を与えるならば、

まずは心を正したり整えたりすることが大切だという

気づきを与えているのかも知れません。

とは言え、常日頃からこれらのバランスや順序に

意識を向けることはほとんどなく、

気がつけば、やる気が出ずにやるべきことを先送りしていたり、

知識や情報量、スキルが不足していても目をそむけていたり、

様々なストレスを抱え、精神的にも肉体的にも疲弊していたり、

理想と現実にはギャップがあるものです。


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そのような現実の中で、もがきながらも、

私たちFPには、お金の専門家として、お金の総合力を活用すべく、

心技体のバランスや順序を考えながら、

お金の結果はコントロールできることを自ら実践し、

その体験を伝える使命がある気がします。

老後2,000万円問題を乗り越え、人生100年時代を生ききるには、

お金の不安を払拭し、お金に困らないための英知が不可欠ですが、

知識や情報だけを伝えるのではなく、

ましてや金融商品を販売することではなく、

お金の仕組みを理解し、その仕組みを活用実践し、

自らが経済的自由を得たうえで、

そこに至るまでの考え方や知識・技術、行動、

つまり心技体を体系化し、

学びと実践のキッカケをつくることが求められるのです。

働かざるもの食うべからずの時代は過ぎ去ろうとしており、

自らが本当にやりたいことを見つけ、

そのために必要な時間とお金を確保し、

そのやりたいことが結果として、他人様のお役に立ち、

お互いに喜んで価値の交換がし合える時代が近づくなか、

FPの出番に備えて、自由で豊かな生き方に、

磨きをかけられるようになりたいものです。


次回は、「価値の交換」について考えていきたいと思います。

By hb