本日は、「ブレーキ」というテーマでお話したいと思います。
例えば、ダイエットする事を決意して、
毎日ウォーキングやジョギングをはじめたり、ジムに通いはじめ、
順調に目標に近づいていたにもかかわらず、リバウンドしてしまい、
バカらしくなって辞めてしまう事があります。
はじめはやる気満々で、絶対痩せるんだと取り組んで、
ある程度成果が出はじめているのに、
何故か無意味に感じてしまったり、
前の状態の方が自分らしくていいのでは?と、
自分で自分にブレーキをかけてしまう事があるのです。
このような事は、今までの自分と違う自分になるのを阻止する為に、
潜在意識の働きから起こると言われています。
去年までの自分、先月までの自分、先週までの自分など、
これまでずっと続けてきた昨日までの自分と違う自分になろうとすると、
元の自分に戻そうとブレーキをかけてしまうのです。
潜在意識には現状を維持させようとする働きがあり、
例えば体温を一定に保とうとするかのように、
今までと違う自分になろうとすると、元に戻さなければやばいぞと、
昨日までの自分を保とうと必死に守ってくれようとするのです。
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はじめて投資の世界に一歩を踏み出したものの、
ちょっとした失敗や少し損失を出しただけで、
やっぱり自分には向いていないとか、
折角チャンスが目の前にあるのに躊躇したり、
もう少し勉強してからなどと、言い訳をしたりして、
結局、自分で自分にブレーキをかけてしまう事があります。
投資の世界でも「機会損失」という言葉が使われており、
投資をしていれば本来得られていたであろう利益を
投資をしない場合には得られない事となり、
認識は低く目には見えませんが、
得られたはずの利益プラスと何もしないゼロとの差が積み重なると、
計り知れないものとなってしまいます。
投資をするには、それなりの勉強や努力が必要な為、
億劫に感じたり、損失の可能性への恐怖心が勝り、
潜在意識的な働きかけの影響も受けて、
貯蓄の方が安心だからと今まで通りの貯蓄のみに頼っていると、
その後の人生に大きな差が開いてしまうのです。
様々な不安や努力への壁が立ちはだかり、
洗剤意識の現状維持作用が働く事になるかもしれませんが、
その度にブレーキをかけるのではなく、
そういう働きかけが起こる事を意識しておき、
うまくよけたりかわしたりしながら前に進んで行く、
逆に意識的にアクセルを踏み、チャレンジや学びを継続していく事で、
前に進む事が当たり前の状態になってくると、
今度は進もうとする自分、投資で利益を得る自分を
必死に守ろうとしてくれるようになるのです。
次回は、「継続」について考えていきたいと思います。