本日は、「準備」というテーマでお話したいと思います。
よく飲食店の前に、準備中という札が掛けられたりしていますが、
ほとんどのお店においては、お客様に気持ちよく飲食をしていただく為に、
仕込みはもとより、メニューや見本、お水やお茶、テーブル周りの準備など、
お客様が来られる前に出来る事を抜かりなく準備されています。
飲食店における準備とは、お客様の事を想定して、
お客様が来られてから慌てなくて済むように、
また、可能な限りお待たせしなくても済むように、
前もって出来る事を徹底的に準備しておき、
お客様が来られてからでないと出来ない事のみを
残しておく為に行うものでもあります。
熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに提供できるか否かで、
お店のサービス精神や良し悪しの判断にも繋がり兼ねませんので、
様々な手順や段取りを工夫して準備に取り組んでいるようです。
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FPの仕事における準備も同様に、可能な限りお客様の事を想定して、
お客様にお会いする前に出来る事は徹底的に準備しておく事で、
お客様と余裕をもって向き合うように出来るようになって参ります。
どういうお客様で、何を求めて、何を知りたいのだろうかとか、
何か解決したい問題があるのだろうか、
実現したい夢や目標があるのだろうか等、
まずは想いを巡らせてみる事から始めてみると、
意識しているだけで、意外と必要と思われるような
知識や情報、提案へのヒントが飛び込んできたりする事がよくあります。
人それぞれに、知りたい事も聞きたい事も、抱えている問題も違うので、
そうピタリと当てはまる事はないかも知れませんが、
準備を心掛けておく事で、遥かに気が楽になりますし、
心の余裕も持てる気がいたします。
その心の余裕や心持ちが、お客様にも伝わりますので、
お客様の表情や振る舞いから、共感や理解の度合いを推し量り、
お客様に合わせて、自分の経験や知識、情報を加工して提供していけるよう、
準備を心掛け、工夫していきたいものです。
次回は、「工夫」について考えていきたいと思います。