本日は、「フィルター」というテーマでお話したいと思います。

仕事柄、様々な情報を収集するために新聞や雑誌、ネットニュースや書籍などから、

自分に必要と思われる記事などを切り抜きしたり、コピーしたりする事が多いのですが、

それらが蓄積されてくると、後から必要な情報を探すのが大変になりますので、

パソコンのExcelソフトを使って、データベース化しておくようにしています。

まずはこの段階で、蓄積するものと蓄積しないものとを

自分の基準というフィルターにかけて選別している事になるのです。

そして、蓄積するものには、日付や媒体、タイトル、見出しなどの項目をつけておき、

フィルター設定しておくと、特定の言葉を含むものとか、含まないものとか、

自由にフィルターをかけられますし、並び替えもできますので、

後から検索するのに大変便利で、すぐに情報を呼び出したり、整理ができるため、

インプットのみならず、アウトプットするうえでも非常に重宝するのです。

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FPの資格にも、一定の知識や技能レベルという基準、フィルターがあって、

その基準を満たし、フィルターに引っ掛かったたからこそ、資格が与えられた訳です。

ところが、同じような知識や技能レベルを持っていたとしても、

一人一人が自分の基準というフィルターで知識や情報をインプットする事となり、

自分がこれまでに得てきた周辺知識や培ってきた教養、

積み上げてきた経験というフィルターを通してしかアウトプットできないため、

一人一人、出て来るものが全く違うものとなるはずなのです。

例えば、同じ素材を使って料理をするにしても、

ファストフードやファミレスなどのように、

誰が作っても同じように作る必要がある場合を除いては、

料理する人の技術、経験、こだわり、込める想いというフィルターを通して、

全く違ったものが出来上がるはずなのです。

ですから、FPがアウトプットするものも、一人一人違って当たり前ですし、

それが独自性であり、差別化ともなりますので、

ファストフードやファミレス的なFPを目指すのでない限りは、

今の時点の自分のフィルターを通してインプットしたものを、

今の時点の自分のフィルターを通してできる精一杯のアウトプットをするしかなく、

我が道を切り開いて行くしかないのです。

次回は、「切り開く」について考えていきたいと思います。

By hb