本日は、「負債」というテーマでお話したいと思います。
一般的に負債とは、借入金や買掛金、未払費用など、将来お金が出ていくものを指し、
負という字が付いているので、どうしても負のイメージが付いて回るようですが、
負債があるという事は、それだけの信用があるとも言えるのです。
借金するにも、全く返してくれる見込みのない人には誰も貸してはくれませんので、
少なくとも借りられているという事は、借りる時点においては、
それなりの信用があったからこそ、借りられたはずですし、
コツコツと返済を継続しているからこそ、返済時期までは返さなくて済むという、
期限の利益を享受できているのです。
買掛金や未払費用についても、支払ってもらえる見込みがあるからこそ、
いわゆるツケで、後払いを認めて貰えているのであり、
信用してくださっている以上、裏切る訳にはいきませんので、
期限までにキチンと支払いを継続していく事で、信用にも繋がっていくのです。
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FP資格を維持するためには、それなりの出費がかかり、
キャッシュが出ていくだけなら、負債を抱えている事になりますが、
資格を活用する為に、知識や情報を収集したり、技術を磨いたり、
負債を抱えながらも、コツコツと行動を積み重ねていく事により、
リターンを得られるようになり、
負債を資産に転換させていく事が可能になるのです。
例えば、事業を拡大するにあたり、借入金に頼るような場合、
借入金をタネ銭として事業を行い、その事業から得られる利益により、
借入金やその利息を返済していく事ができて、
タネ銭の何倍ものリターンが得られる可能性があるならば、
その借入金は、単なる負債ではなく、資産をもたらす負債になるとともに、
借入金の返済実績が、その後の信用にも影響してくるのです。
ですから、折角の資格を負債のままにしておくのではなく、
資産をもたらすタネ銭としてリターンを得られるようにしつつ、
実績を残していく事で徐々に信用を築きあげていく事が、
その後の資産活用や信用力の向上にも繋がっていく事になるのです。
次回は、「信用」について考えていきたいと思います。