本日は、「感化」というテーマでお話したいと思います。
人は良くも悪くも、時代や流行、メディアや周囲の人から何らかの影響を受けて、
ファッションや持ち物、趣味、スポーツ、グルメなどなど、
流行り廃りに敏感に反応したり、メディアの情報に振り回されたり、
場合によっては、生き方や考え方、言動や行動までも変えてしまうほどに、
大きな影響を受けてしまう事があります。
特に、自分がお気に入りのアーティストやクリエイターなど、
リスペクトしているような人の言動や行動には絶大な影響力がありますが、
上司や先輩・同僚、家族や友人・知人、仕事で出会った人なども信頼度は高く、
その生き方や考え方、振る舞い、助言、忠告、口コミ情報などからも、
大きな影響を受ける事があります。
感化とは、考え方や行動などに影響を与えて、自然にそれを変えさせる事ですが、
誰から、どのような生き方や考え方をしている人から影響を受けるのかで、
その後の人生はかなり違ったものになってしまいます。
そこには縁とか運とか、偶然に見えるようで実は必然的な出会いが、
絡んでいるのかも知れませんが、
自分に足りないものを求めていたり、共感を求めていたり、
自分でも気づかないような潜在意識的なレベルで、
自分が探し求めているものを引き寄せたり、
キャッチしようとしているのかも知れません。
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FPの資格は、誰かに感化されて取得した人もいれば、
お金の勉強が好きで、なりたいと思って取得した人もいれば、
たまたま入った会社で必要な資格だったためにFPになった人もいるなど、
資格との出会いも様々だと思いますし、向き不向きもあるとは思いますが、
折角出会った資格でもありますので、出会った意味や使命に想いを巡らせ、
この資格を有効活用するにはどうすべきかを考えてみて損はないと思います。
FPとしての仕事には様々な取り組み方がありますが、
相談に乗ったり、執筆したり、講演したり、研修したり、
共通するのは、知識や情報を素材として、自分の技術や経験を加え、
何らかの価値を提供することになる訳ですが、
相手の人生を左右するほどの影響を与える可能性があります。
自分の一言や一筆、例え話や余談、失敗談などなどに、
これまで積み重ねてきた人生の集大成をぶつけながらも、
自分の伝えたい事が、伝えたい通りに伝わるとも限らず、
相手のキャパに応じて咀嚼され、解釈されるという点では、
全く思い通りにいかない仕事なのかも知れません。
それでも、相手の立場を意識し、抱える問題に寄り添いつつ、
少しでも相手の理解に寄与したり、何らかの問題解決に繋がるのであれば、
インフルエンサーとして、他人様のお役に立てる事にもなり、
それがFPとしての醍醐味になる気がします。
次回は、「醍醐味」について考えていきたいと思います。