本日は、「価値の交換」というテーマでお話したいと思います。

経済は、価値と価値との交換で成り立っていると言われ、
価値の交換を媒介するものとして、現在は主にお金が使われており、
お金がいくら必要かによって、経済的な価値を計ることができます。

時代の流れのなかで、価値の交換を媒介するものは変化を重ね、
物々交換から、物品交換、金属貨幣、紙幣、デジタル通貨などのように、
同等価値との交換から、信用価値への交換に移行し、
紙幣や通貨そのものには同等の価値がなくとも、
額面記載金額の価値を発行元などが保証することにより、
紙でもデータでも価値の交換ができる時代です。

価値には、経済的な価値のみならず、
時間的な価値、精神的な価値など、
様々なメリットをもたらす性質がありますが、
交換する双方にとって必要なものであり、
ギブアンドテイクが成立すれば、
いつでもどこでも誰とでも価値の交換ができるのです。

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ウィズコロナの時代においては、
企業が社員を一生面倒見続けることの限界を感じ、
兼業や副業を認めたり、週休3日・4日制を導入したり、
雇用契約から業務委託契約に切りかえたり、
これまでの家族的な深い関係から、
ほどよい距離感をとるドライな関係を模索し始めており、
企業に自らの価値を提供するだけでは、
生活が成り立たなくなることも想定しておいて損はありません。

テクノロジーの発展により、グローバルにつながることができ、
多様な働き方、生き方ができる時代のなかで、
これまでの人生で自らが得た知識や経験、人間関係などが、
どこかの誰かの役に立ち、助けになることがあれば、
そこに価値の交換が生まれ、その輪が広がることで、
働くこと、生きることの選択肢は広がる可能性があります。


これから、少しずつ価値の交換スキルを身につけていき、
自らを最大の資本として稼ぎ力を高めることができれば、
より自由でより豊かな生き方につながるはずです。

次回は、「稼ぎ力」について考えていきたいと思います。

By hb