稼ぎ力

Byhb

11月 11, 2020

本日は、「稼ぎ力」というテーマでお話したいと思います。



稼ぎがあるからこそ、生活に必要な支出を賄うことができ、

支出を稼ぎの範囲内にコントロールすることで貯蓄を生み出し、

貯蓄からタネ銭を確保しておけば投資に回すこともでき、

投資から稼ぎ以外の不労収入を生み出してくれますが、

月に10万円稼ぐ力というのは、投資リターン年3%と仮定して、

税金を考慮せず、投資元本4,000万円に匹敵する力に相当しますので、

稼ぎ力こそが、貯蓄力や、投資力を生み出す土台となります。

とはいえ、いくら稼ぎが多くても稼ぎ以上の支出をしてしまうと、

家計は成り立たず、タネ銭の確保も投資もできませんので、

支出をコントロールして、貯蓄を生み出す工夫も重要になりますが、

稼ぎは多いに越したことがないのも確かで、

稼ぎ力を高めることは、人生の選択肢を広げてくれるのも事実です。

人は社会に出るまでや出てからも、様々な知識を学び、技術を身に付け、

その労働力や能力を社会に提供することで、対価として稼ぎを得ていますが、

自らの稼ぎ力をどこに、どういう形態、どのタイミングで提供するのかで、

その対価であるリターンには、大きな差が出てしまいます。

それはあたかも、お金を銀行の定期預金に預ければ、

確定した利息が得られるものの、低利なため、大きくは増えませんが、

証券口座で株式やETF、債券などに投資すれば、

損失する可能性もありながら、大きく増える可能性もあるような、

リスクとリターンの関係性に似ているのです。


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例えば、会社員として、自らの労働力を企業との雇用契約に基づき提供し、

雇用契約に基づいた場所で、決められた時間、求められる業務を行い、

その対価として得る給与収入は、比較的安定した稼ぎが得られるものの、

一般的には大きく稼げない面があります。

また、フリーランスとして、自らの持つ知識や情報、技術、商品などを

企業や個人との委託契約や請負契約、売買契約などに基づき提供し、

その対価を得る事業収入は、全く稼げない可能性もありますが、

うまくいけば、莫大な収入を得る可能性もあります。

ですから、自らの稼ぎ力をどこにどういう形態で提供するのかは、

お金をどこにどういう割合で預けるのかを決めるポートフォリオと同様、

個人の考え方、生き方、リスク許容度によって自由に選べばよく、

会社員かフリーランスかのどちらか一つだけを選ぶ必要もなく、

会社員という安定した稼ぎを得ながら、副業でも稼いだり、

フリーランスとして稼ぎながら、アルバイトでも稼いだり、

多様な働き方、多様な選択肢のなかから、

自分に最適なポートフォリオをつくれる時代なのです。

そして、一度つくったポートフォリオを放置するのではなく、

定期的にポートフォリオを見直すリバランシングにより、

自分に最適なバランスを保ちながら、

稼ぎ力のもととなる、知識や情報、スキルやノウハウなど、

自らの商品価値を高めていくことで、

リターンを最大化させていけばいいのです。


次回は、「ポートフォリオ」について考えていきたいと思います。

By hb